トロフィーの思い出

トロフィーと言えば名誉の証である。
なんらかのコンクールに優勝したりすることでのみ手に入る。
かくいう私も柔道の大会で優勝した折りに、賞状とトロフィーをいただいた。
当時は喜んで目立つ場所に飾ったものである。
今は押入のなかで賞状と共にホコリをかぶっている。
ところで、そんな名誉あるものに与えられるトロフィーだが、じつはら購入することができたりする。
なにも審査員を買収しようと言っているわけではない。
単純に購入できるのだ。
町のパーティーグッズ専門店で、黄金のトロフィーが陳列されているのを初めて見たときには言いようのないショックを受けたものだ。
なぜか自分の持っているトロフィーをバカにされたような気すらした。
しかし、考えてみれば当たり前のことである。
いちいち特注していてはコストパフォーマンスが悪すぎる。
ちなみに特に多く並んでいたのはゴルフのトロフィーであった。
最上部にクラブやナイスショットを決めている人が設置されている。
その店はすでに閉店してしまっているが、今の時代ならネット通販でも簡単に手に入る。
それは仕方のないことではあるが……やはりどこか虚しく感じるのはわたしだけだろうか?

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